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PSE対象かどうか迷ったら?分類方法とチェックのコツ|副業での中国輸入に役立つ基礎知識

PSE対象かどうか迷ったら?分類方法と事前チェックのコツ

副業で電気製品を扱おうとすると、まず気になるのが「この商品、PSE対象なの?」という疑問。対象かどうか分からないまま進めてしまうと、違法販売やトラブルの原因になることもあります。

この記事では、PSE対象製品の分類方法と、輸入前にできる簡単なチェックのコツを解説します。


そもそもPSEの対象ってどう決まる?

PSE(電気用品安全法)では、販売前に安全性を確認すべき電気製品を「電気用品」として定義しています。そのうち、危険度の高いものを「特定電気用品」、それ以外を「その他の電気用品」と分類しています。

  • 特定電気用品(116品目)
  • その他の電気用品(341品目)

経済産業省がそれぞれの製品例をリスト化していますが、実務では型番や仕様、用途により判断が必要です。


判断のポイント①:電源に直接つながるか?

PSEは、主に「AC電源(コンセント)」に直接つながる製品を対象にしています。

  • 例:USB充電器、電源タップ、加湿器 → PSE対象
  • 例:単三電池で動くおもちゃ → 対象外(ただしLEDライトなど例外あり)

電池式・乾電池駆動でも、ACアダプターが付属する場合は対象になる可能性があります。


判断のポイント②:構成部品か完成品か?

PSEは、最終消費者に販売される「完成品」を前提としています。

  • 製品完成形(完成品):PSEの対象
  • モジュールや部品単体(例:LED素子、基板など):基本的には対象外

ただし、モジュールを「単体製品」として販売する場合は例外的に対象になることがあります。


判断のポイント③:製品カテゴリをあてはめてみる

経済産業省が出している「対象品目一覧」にはカテゴリが明記されています。例えば:

  • 電源装置(ACアダプター、充電器など)→ 特定電気用品
  • 電気ランプ(LED電球など)→ その他電気用品
  • 映像機器(プロジェクターなど)→ その他電気用品

特定電気用品以外の電気用品(341品目)一覧

特定電気用品(116品目)一覧

ここに該当しない場合も、類似品と比較して総合的に判断します。


初心者向け!かんたん3ステップ分類法

  1. コンセントに直接つながる?(AC電源か)
  2. 完成品として売る?(モジュールではないか)
  3. 対象品目一覧に類似品がある?

これら3つの質問に「はい」が多いほど、PSE対象である可能性が高まります。


よくある判断ミス例

  • モバイルバッテリーは「電池」でPSE対象外だと思っていた → 実はリチウムイオン電池で別途法令対象
  • LEDライト付きのUSBファン → LEDやファンは対象でも、USB電源で構成される場合はグレー

不安な場合は、判断に慣れている専門家や試験機関に事前相談するのが安全です。


まとめ:事前チェックでリスクを減らそう

PSE対象かどうかの判断は、最初のステップでありながら副業者がつまずきやすいポイントです。
判断に迷ったら、まずは「電源」「完成品」「カテゴリ」の3軸で分類してみましょう。

この基本を押さえるだけでも、輸入リスクをぐっと減らすことができます。
次回は、「中国輸入でPSEマーク付き商品を見極める方法」について解説予定です。