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AmazonでPSE非対応商品を出したらどうなる?違反事例と5つの対策を解説

AmazonでPSE非対応商品を出したらどうなる?事例と対策

電気用品をAmazonで販売する場合、PSE(電気用品安全法)への適合は絶対条件です。

しかし、実際には「PSEマークなし」の商品が販売されていたり、「PSE対象なのに適合確認が取れていない商品」が流通していたりするケースがあります。

本記事では、PSE非対応商品の販売によって起きた実例と、そのリスク、出品者がとるべき対策をまとめました。


なぜPSE非対応商品がAmazonで流通するのか?

  • 輸入代行・OEM業者の説明不足
  • メルカリなどで見かけた商品と似ているからOKと誤認
  • Amazonの審査が緩く感じられるカテゴリが存在

中国の大手ECサイト(例:1688.com、Taobaoなど)から仕入れた商品は、多くがPSEに未対応です。
現地で通電できても、日本の法令で販売して良いかは別問題です。


実際にあったAmazonの出品トラブル事例

① 突然のアカウント停止

PSE対象のLED照明を無表示で出品 → Amazonから指摘を受け、商品削除&アカウント一時停止。

② 消費者センターへの通報 → 製品回収

購入者から「危険では?」と通報 → Amazon経由で出品者へ連絡 → 自主回収・返金対応に発展。

③ 税関で止まり輸入できなかった

PSE対象のUSB充電器をラベルなしで輸入 → 通関で止められ、試験資料を求められたが提出できず。


PSE非対応で起きるリスク一覧

  • Amazonアカウントの停止・削除
  • 商品の強制取り下げ・販売不可
  • 罰則(最大で1年以下の懲役または100万円以下の罰金)
  • 通関トラブル・貨物没収
  • 消費者への返金対応・信用失墜

安全に販売するための対策5つ

  1. 対象製品かどうか必ず確認
    → 経済産業省の「電気用品の品目リスト」で確認、または専門家に相談
  2. PSE試験とラベル表示をセットで準備
    → テストレポートだけでなく、適正なラベルも作成
  3. OEMでもラベル責任は出品者にある
    → 中国側が貼ってくれても、日本語での表示かは要確認
  4. 定期的に商品情報を点検する
    → 新しく出品する類似商品が非対応になっていないかチェック

よくある誤解

Q. 他の出品者も同じ商品を出しているから大丈夫では?
→ 他人が違反していても自分が罰則対象になる可能性があります。

Q. 販売数が少なければ問題にならない?
→ 1個でも販売すれば適用対象。販売数の多少は関係ありません。

Q. 商品説明に「PSE対応」と書けば安心?
→ ラベルと実物、そして試験結果が揃っていないと虚偽表記になります。


まとめ:AmazonでもPSE対策は必須!

Amazonでの販売は手軽に始められますが、PSE対象製品の場合は法令遵守が最優先です。

とくに中国から輸入した電気製品は、PSE対応を確認していないとトラブルのリスクが高まります。

自分のアカウントや信用を守るためにも、「出す前のチェックと準備」を必ず行いましょう。

Amazonからも書類提出を求められます。

次回は、「メルカリでのPSE違反出品が増えている?知らずに罰則を受けないために」を紹介予定です。