PSE対応コンサルは何をしてくれる?料金相場と選び方ガイド

中国製などの電気製品を輸入・販売する際、日本ではPSE(電気用品安全法)への対応が求められます。しかし、製品ごとの適合判断・試験手配・書類作成などは非常に複雑です。
そこで活用したいのが「PSE対応コンサルタント」。この記事では、
- どんな業務をしてくれるのか
- どの程度の費用がかかるのか
- 失敗しない選び方のポイント
を品質管理の現場経験から解説します。PSEで困っている輸入者・副業セラーの方は、ぜひ最後まで読んでください。
1. PSE対応コンサルとは?依頼すると何をしてくれる?
PSE対応コンサルタントは、PSE法令の専門家または実務経験者で、輸入事業者のPSE関連業務を支援します。
▽ 主な業務内容
- PSE対象製品の分類・判定
- 必要書類のリストアップと作成支援
- 試験機関の選定とやり取り代行
- 技術基準適合確認書の整備アドバイス
- ラベル表示の確認
- Amazonや楽天など販路に合わせた対応支援
▽ 輸入者のよくある悩み
- この商品にPSEは必要?
- 試験費用や見積もりの内容がわからない
- 書類が英語で不安
- モールから証明提出を求められた
2. コンサル料金の相場は?サービス範囲と金額
対応内容や製品の種類により、料金には大きな幅があります。
| サポート内容 | 料金相場(税込) |
|---|---|
| 初回相談(60分) | 無料〜5,000円 |
| 分類判断 | 5,000〜20,000円 |
| 技術資料の確認・翻訳 | 30,000〜80,000円 |
| 試験機関との仲介 | 50,000〜150,000円 |
| ラベル・PSEマークの確認 | 10,000〜30,000円 |
| 通関・販売対応資料一式 | 〜100,000円前後 |
注意:試験費用(10〜50万円以上)は別途発生します。
3. 良いコンサルの選び方|失敗しないために見るべきポイント
▽ 専門性・実績
- 輸入・品質管理の実務経験がある
- PSE対象製品に詳しい
▽ コミュニケーション
- やり取りが早い
- 初心者にも丁寧に説明してくれる
▽ 契約・料金の明確さ
- 見積書・サービス内容が明示されている
- 曖昧な「代行」ではなく責任の所在を説明してくれる
4. コンサルが必要な人とは?副業者こそ活用すべき
副業で輸入ビジネスを始めた方にとって、PSE対応は時間も知識も足りない難関です。
▽ こんな人におすすめ
- 本業が忙しくて調査や申請に時間が割けない
- 試験や資料の進め方がわからない
- 通関トラブルや販売停止が不安
一度のトラブルが大きな損失になるからこそ、最初からプロのサポートを受けるのは賢い選択です。
5. まとめ|PSE対応に悩んだらプロの力を借りよう
PSE対応は、電気製品を輸入・販売する上で必須のステップです。コンサルの力を借りれば、
- 不安を解消し
- トラブルを予防し
- 安心して販売をスタートできる
初期投資としてのコンサル費用は、むしろ長期的なリスク対策として効果的です。