今週のお題「私のデスク」
【今週のお題】何も置かない主義の「私のデスク」。片付けゼロ秒、その裏には意外な真実が…?

私のデスクには、基本的に「何も置かれていない」。
これは美学でも習慣でもなく、あえて言うなら“面倒くさがり”からくる合理性。仕事が終わったらPCをカバンにしまい、マグカップを片付け、机の上にはただひとつ――電源コンセントがあるだけ。
これが、私のデスクスタイルだ。
◆ 月曜朝は「ゼロ秒片付け」から始まる
私は週4~5日出社しているけれど、毎週月曜の朝は必ず「デスク掃除」から始めている。とはいえ、掃除といっても雑巾でひと拭きするだけ。だって、机の上には何もないから。
このルールがあるおかげで、「モノをどけてから拭く」という手間が一切ない。時間にして、ほんの15秒。これが“ゼロ秒片付け”の真髄。
◆ でも引き出しは…カオスです
一方で、「じゃあ引き出しはキレイなの?」と聞かれると…答えはNO。実はこの引き出し、ぐちゃぐちゃです。
中には以下のような「めったに使わないけどなんとなく捨てられないもの」が詰まっています。
- 数年前にもらったUSBメモリ
- 使いかけのポストイット(粘着力ゼロ)
- 単三電池(使用済かどうか不明)
- コーヒーショップのクーポン(期限切れ)
- 会議で使うはずだった紙資料(結局使わなかった)
「いつか使うかも…」と思って取っておくけど、結局その“いつか”は来ない。
◆ ミニマリスト? いいえ、ただの“外部化”です
「何も置かない机」って聞くと、ミニマリストだと思われがち。でも私は本物のミニマリストではありません。
どちらかといえば、「モノを表面から見えないところに押し込めている」だけ。見えていない=片付いている、という視覚的錯覚で自分をごまかしているのです。
つまり、表面はスッキリ、中身はカオス。外からは理性的に見えても、内面はぐちゃぐちゃ――なんだか人間の心理みたいですよね。
◆ “引き出しの中身”を使わない理由
なぜ引き出しに入れてあるものを使わないのか。答えは単純で、「それがなくても仕事に困らないから」です。
デジタル化が進んだ今、資料はPDF、メモはクラウド、伝達はチャット。文房具も使わなくなったし、ハンコ文化も少しずつ減っている。
「じゃあ捨てればいいじゃないか」と言われそうですが、なぜか「もったいない精神」が働いてしまい、行動には移せない。そんな自分がちょっとイヤだけど、それもまた人間らしいのかもしれません。
◆ なぜ私は「何も置かない」デスクにしたのか
この習慣が始まったのは、コロナ禍以降のことでした。リモートワークと出社が混在する働き方に変わり、毎日デスクが使えるとは限らなくなった。
そこで必要になったのが「即移動できる机」。私物を置かず、PCとノートだけで仕事が完結するようにしたら、意外にも仕事効率が上がったんです。
- 無駄な視覚情報がないから集中できる
- 整理整頓が不要だから時短になる
- 周囲からの印象もよくなる(らしい)
◆ それでも「自分だけの空間」にこだわりたい時は
たまに「少しだけ個性を出したい」と思う時もあります。そんな時にはこんなアイテムで「さりげない演出」をしています。
- 小さな観葉植物(出社日だけ持っていく)
- 好きな作家の名言ステッカー
- マウスパッドに好きなキャラのデザイン
◆ 私のデスクポリシー3か条
- 机の上には何も置かない
- 掃除は毎週月曜日に15秒で完了
- 引き出しはカオスでも気にしない(でもいつかは整理したい)
◆ まとめ|シンプルな机は、心のリセットボタン
毎朝出社して、何も置かれていない机に向かう。椅子を引いて、カバンからPCを出す。たったそれだけのことが、心をリセットするきっかけになる。
私にとって「何も置かれていないデスク」は、仕事のスイッチであり、心の余白でもあるのです。
あなたの机には、どんなストーリーがありますか?