岐阜県50代バイク乗りの備忘録

50歳を過ぎても岐阜県内をツーリング。新しいコース探しをする備忘録です。

これに影響を受けました!本・映画・人・旅・食べ物の物語

今週のお題「これに影響を受けました!」

これに影響を受けました!本・映画・人・旅・食べ物の物語

人生の中で、突然何かに心を揺さぶられる瞬間があります。それは偶然の出会いかもしれないし、意識して選んだ体験かもしれません。今回はフィクションとして、私が影響を受けた五つの瞬間をお届けします。本・映画・人物・旅・食べ物――それぞれの出来事が、架空の私の人生を大きく変えていきます。

第一章:一冊の本が人生の方向を変えた瞬間

それは大学2年の冬、寒さを避けて立ち寄った古本屋で見つけた一冊でした。司馬遼太郎の『竜馬がゆく』。表紙の坂本龍馬の鋭い目に惹かれ、何となく手に取ったのです。読み始めると、そこには自由奔放でありながらも、日本を動かそうとする強烈な意志を持つ男の姿がありました。

それまで歴史に興味がなかった私は、読み終える頃には図書館に通い詰め、幕末関連の本を片っ端から読み漁っていました。架空の話ですが、その熱は本物のように感じられました。やがて、歴史研究サークルに入り、地方の史跡巡りをするほどに…。本はただの紙とインクの塊ではなく、人生の地図を描き替える力があるのだと知りました。

第二章:一本の映画が価値観を揺さぶった夜

社会人になって間もないある日、友人に誘われて観た映画『インターステラー』。宇宙を舞台にした壮大な物語と、時間を超えた家族の愛が描かれていました。エンドロールが流れた後も、席を立てませんでした。物理学的なタイムディラションの概念、そして「人は何のために生きるのか」という問い。

この映画をきっかけに、私は宇宙物理学の本を買い漁り、休日にはプラネタリウムへ足を運ぶようになりました。さらに星空撮影という新たな趣味も見つけ、人生のスケール感が広がったように感じました。

第三章:たった一人の人物との出会い

転職活動で出会ったのは、初対面から不思議な安心感を与える先輩社員・「佐伯さん」でした。彼は仕事の段取りから人との接し方まで、すべてにおいて余裕があり、しかも決して偉ぶらない。ある時、私が大きな失敗をした時も「これも経験だよ」と笑ってくれました。

その姿勢に影響され、私もミスを恐れるよりも挑戦することを優先するようになりました。気づけば、職場での人間関係も格段に良くなり、仕事へのモチベーションも向上していました。人は人によって変わる――この真実を、佐伯さんから学びました。

第四章:旅先で食べた一皿の衝撃

初めての海外旅行で訪れた四川省・成都。現地ガイドが案内してくれた小さな食堂で食べた「本場麻婆豆腐」。口に入れた瞬間、舌に電流が走ったような花椒の痺れ。辛さと香りが複雑に絡み合い、気づけば汗だくになっていました。

帰国後、私は中華食材店に通い、花椒や豆板醤を買い込んで自宅で再現を試みました。料理という文化が、こんなにも感覚を刺激し、行動を変えるものだとは思いませんでした。

第五章:趣味が生活を変えた

星空撮影を始めたことで、休日の過ごし方が一変しました。暗い場所を求めて山へ出かけ、テントで夜を明かすこともしばしば。自然の中で過ごす時間は、都市の喧騒を忘れさせてくれます。

カメラの設定や構図を工夫し、SNSで作品を公開すると、同じ趣味を持つ仲間が増えていきました。趣味は孤独を癒し、世界を広げる――そう実感しています。

まとめ

本・映画・人・旅・食べ物。これらはただの娯楽や消費ではなく、時に人生の方向を変える大きな力を持っています。今回の物語はフィクションですが、きっと誰の心にも似たような経験があるはずです。あなたが影響を受けた瞬間は、どんなものでしたか?