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【注意喚起】水道局を装う「10年に一度の管路点検」電話に注意!悪質販売や詐欺の手口と対策まとめ

2025年8月26日、X(旧Twitter)で東京都水道局の公式アカウントから注意喚起が発信されました。

内容は「10年に一度の管路点検のために訪問したい」という不審な電話が相次いでいるというもの。実際には水道局がそのような点検をすることは一切なく、悪質な訪問販売や詐欺の可能性があるとしています。

この投稿は瞬く間に拡散され、2万1000件以上の「いいね」やリポストが集まり、大きな話題になりました。SNS上では「うちにも来た!」「本物の水道局だと思って危うく信用するところだった」といった声が多数寄せられています。

水道局は本当に点検に来ることがあるの?

まず押さえておきたいのは、水道局が「自宅内の水道管や器具」を点検することはないという事実です。

水道局の職員が訪問するケースは限られており、以下のような場面に限られます。

  • 水道料金の検針
  • 水道メーター交換作業
  • 道路工事などで水道を一時的に止める場合の事前案内

これ以外で「管路点検」や「水質チェック」を理由に訪問することはありません。したがって「10年に一度の点検です」という電話はほぼ間違いなく詐欺目的と考えてよいでしょう。

悪質な電話や訪問の典型的な手口

東京都や国民生活センターが公表している事例を整理すると、次のようなパターンが目立ちます。

  • 偽の水質検査:ペットボトルに入れた水を試薬で変色させ、「この水は危険」と不安を煽り、高額な浄水器を販売する。
  • 架空の修理請求:「漏水している」とウソをつき、工事もしていないのに数万円から数十万円を請求。
  • 料金詐取:検針票を見せて「未払いがある」と言い、現金をだまし取る。
  • 点検を装った窃盗:家に上がり込み、住人の隙を突いて金品を盗む。

いずれも「水道局の職員です」と名乗ることで安心させ、家に入らせることから始まります。

なぜ騙されてしまうのか?心理的な罠

悪質業者は人間の心理を巧みに突いてきます。よく使われるのが次の3つの手法です。

  1. 権威の利用:「水道局です」と言われると公的機関だと思い込み、信用してしまう。
  2. 不安の喚起:「水が汚れている」「漏水で高額請求になる」と恐怖心を植え付ける。
  3. 時間の制限:「今日中に対応しないと危険」「今なら割引」と焦らせて冷静な判断を奪う。

特に高齢者世帯は「公的機関に逆らってはいけない」という心理から断れず、被害に遭いやすいとされています。

全国で実際に起きた被害事例

東京都に限らず、全国で同様の被害が報告されています。

  • 大阪府:自宅を訪れた男が「水質が悪い」と説明し、30万円の浄水器を契約させた。
  • 愛知県:女性宅に「漏水している」と業者が訪問、工事もせず15万円を現金で支払わせた。
  • 福岡県:検針票を悪用し「未払い料金がある」と言われ、高齢者が数万円を手渡した。

これらはすべて「水道局関連」を装った詐欺で、毎年のように発生しています。

不審な電話や訪問があったときのチェックリスト

もし自宅に水道局を名乗る人物が来たら、次のステップを踏んで確認しましょう。

  • 玄関を開けてもすぐに家に入れない
  • 身分証明書の提示を必ず求める
  • 会社名・所属・氏名を控えて水道局へ直接問い合わせ
  • 「おかしい」と思ったらその場で契約や支払いをしない
  • 危険を感じたら110番または#9110(警察相談窓口)へ連絡

一人暮らしの高齢者世帯では特に狙われやすいため、家族や近所と情報を共有することも大切です。

被害に遭ったらどこに相談すればいい?

万が一トラブルに巻き込まれた場合は、すぐに以下の相談窓口を利用しましょう。

  • 消費者ホットライン「188」(いやや!と覚える) … 最寄りの消費生活センターにつながる
  • 警察相談専用電話「#9110」 … 緊急性が低い場合の相談窓口
  • 東京都水道局のお客様センター … 職員かどうかを確認できる

被害を受けた後でも、契約の取り消しや返金ができるケースもあるため、あきらめず相談することが大切です。

家族や地域でできる予防策

詐欺被害を防ぐには、個人の注意だけでなく、家族や地域ぐるみの取り組みが効果的です。

  • 離れて暮らす高齢の親に「水道局は家に点検に来ない」と伝えておく
  • 固定電話に自動録音機能迷惑電話防止機能を導入する
  • 町内会や自治体の広報で注意喚起を共有する

「自分は大丈夫」と思っていても、家族が狙われる可能性があります。日頃から話し合い、詐欺に強い環境を整えておきましょう。

まとめ:水道局を名乗る点検は100%怪しい!

今回話題となった「10年に一度の管路点検」という電話について、東京都水道局は「そのような点検は行っていない」と公式に否定しました。

つまり、それは悪質な訪問販売や詐欺の入口に過ぎません。

大切なのは、「水道局を名乗られても絶対に鵜呑みにしない」こと。そして、少しでもおかしいと思ったら確認・相談を徹底することです。

自分自身と家族の安全を守るために、不審な電話や訪問には十分注意してください。