岐阜県50代バイク乗りの備忘録

50歳を過ぎても岐阜県内をツーリング。新しいコース探しをする備忘録です。

秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギ)対策完全ガイド|稲刈りでくしゃみが出るのは花粉が原因?

秋の花粉症(ブタクサ・ヨモギ)対策完全ガイド|稲刈りでくしゃみが出るのは花粉が原因?

花粉症といえば春のスギ花粉を思い浮かべる人が多いですが、実は秋にも花粉症は存在します。特に9月から11月にかけては「ブタクサ」「ヨモギ」「カナムグラ」などの雑草が原因で、鼻水・くしゃみ・目のかゆみなどに悩まされる人が増えます。

さらに、秋は稲刈りの時期でもあるため、「稲の花粉が原因では?」と感じる人も多いのですが、実際には稲自体の花粉は花が咲く夏の時期(7〜8月)がピーク。稲刈りの頃に出るくしゃみは、周囲のブタクサやヨモギの花粉、あるいはホコリが原因であることが多いのです。

この記事では、秋の花粉症の原因や症状、そして日常生活でできる効果的な対策を詳しく紹介します。


1. 秋の花粉症の主な原因植物

ブタクサ

秋の花粉症の代表格。河川敷や空き地、道路沿いに多く自生します。花粉は非常に小さく、数km先まで飛ぶため、多くの人が影響を受けます。

ヨモギ

お餅や薬草としても知られるヨモギですが、秋に花粉を飛ばします。ブタクサほどではありませんが、身近な場所に多く生えているため注意が必要です。

カナムグラ

ツル性の雑草で、河川敷やフェンスなどに絡みついて成長します。繁殖力が強く、花粉もアレルギーを引き起こします。


2. 稲刈りとくしゃみの関係

「稲刈りをすると鼻がむずむずする」「外で作業すると目がかゆくなる」という声はよく聞かれます。しかし、稲の花粉は人の住環境まで広範囲に飛ぶことは少なく、時期的にも稲刈りの頃にはピークを過ぎています。

実際には、稲刈りの際に舞い上がるホコリや周囲の雑草の花粉が原因であるケースが多いのです。特にブタクサやヨモギが田んぼの周囲に生えていると、稲刈りの作業と重なって花粉を吸い込みやすくなります。


3. 秋の花粉症の症状

  • くしゃみの連発
  • 透明な鼻水が止まらない
  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ・充血
  • 喉の違和感や咳
  • 倦怠感や集中力の低下

風邪と似ていますが、発熱は少なく、症状が長引くのが特徴です。


4. 日常生活でできる秋花粉対策

外出時の工夫

  • マスクで花粉を吸い込まないようにする
  • 眼鏡やサングラスで目のかゆみを予防
  • 花粉が多い日は帽子や長袖を着用

帰宅後の習慣

  • 玄関で服についた花粉を払う
  • うがい・手洗い・洗顔を徹底
  • できればすぐに着替える

室内での工夫

  • 窓を開けすぎず、空気清浄機を活用
  • 洗濯物は花粉が少ない時間に干すか部屋干し
  • 床やカーテンに花粉が溜まりやすいので掃除機・拭き掃除をこまめに

5. 食事・生活習慣による体調管理

花粉症は免疫バランスの乱れで悪化します。日常の食事や生活習慣も重要です。

  • 発酵食品:ヨーグルト、納豆、味噌(腸内環境を整える)
  • ビタミンC:柑橘類、キウイ、ピーマン(抗酸化作用)
  • オメガ3脂肪酸:青魚、亜麻仁油(炎症を抑える)
  • 十分な睡眠:免疫を安定させる基本

6. 市販薬・医療機関の利用

症状が強い場合は無理せず医薬品を活用しましょう。

  • 抗ヒスタミン薬(くしゃみ・鼻水を抑える)
  • 点鼻薬(鼻づまり改善)
  • 点眼薬(目のかゆみ・充血を抑える)

自己判断で長期間使うのではなく、症状が続く場合は耳鼻科やアレルギー科を受診しましょう。


7. 秋の花粉症と風邪の見分け方

特徴 秋の花粉症 風邪
発症 季節に合わせて毎年同じような時期に 一年中いつでも
鼻水 透明でサラサラ 黄色や粘り気がある
発熱 ほとんどない 微熱や高熱あり
期間 数週間〜数か月続く 数日〜1週間程度で改善

8. 秋花粉シーズンにチェックしたいリスト

  • 外出時にマスクや眼鏡を準備しているか
  • 帰宅後の着替えや洗顔を習慣にしているか
  • 掃除や換気を適切に行っているか
  • 腸内環境を整える食事をしているか
  • 薬を適切に使い、必要なら受診しているか

まとめ

秋の花粉症は「ブタクサ」「ヨモギ」「カナムグラ」などの雑草が主な原因で、稲刈りの頃に症状が出るのは稲ではなく雑草の花粉やホコリによるものが多いです。春だけでなく秋にも花粉症があることを知って、早めの対策を心がけましょう。

マスク・洗顔・掃除などの日常習慣に加えて、食事や睡眠を整えることも効果的。症状が強ければ医療機関を受診して、秋を快適に過ごしてください。