岐阜県50代バイク乗りの備忘録

50歳を過ぎても岐阜県内をツーリング。新しいコース探しをする備忘録です。

寒くなってタイヤの空気圧が20kPaも減ってた話

最近、朝晩がめっきり寒くなってきた。ガレージのシャッターを開けた瞬間のひやっとした空気、吐く息が少し白い感じ。
「そろそろ空気圧、下がってるかもな」と思って、棚の奥からゲージを引っ張り出した。
久しぶりにチェックしてみたら——なんと4輪とも2.4kg/cm² → 2.2kg/cm²
先月調整してからまだ1か月くらいなのに、まさかの20kPa(=0.2kg/cm²)。数字を二度見して、思わずもう一回測り直したけど結果は同じ。
「やっぱり寒さ、来てるなあ」という実感が、メーターの針でもはっきり。

走りの違和感は正直そこまでなかったけど、こうして数字で見せられると、気持ちがそわそわする。
ガレージの片隅でコンプレッサーが小さく唸って、ホースの先から冷たい金属の匂い。こういう季節の切り替わりの儀式、嫌いじゃない。

寒くなると空気圧が下がる理由(ざっくり)

理屈は単純で、気温が下がるとタイヤの中の空気が冷えて縮む。つまり同じ量でも圧力は下がる。
目安としては、気温が10℃下がると約7〜10kPa(=0.07〜0.1kg/cm²)低下
気温はちゃんと測ってなかったけど、ここ数日の冷え込みを考えると、今回の20kPaダウンもまあ納得。物理は正直だ。

ちなみに今日は朝イチの「冷えた状態」で測定。走った後だとタイヤが温まって数値が上がるから、朝の一発目がいちばん素直に出る。
意外とこれ、やってみると癖になる。気温の変化がそのまま数字になって返ってくる感じが面白い。

放っておくとどうなる?(体感ベース)

空気圧が低いと、直進での腰の落ち着きがちょっと緩くなるし、角の丸い感じがタイヤから返ってくる。
ブレーキも、ごくわずかだけど踏み始めの「カチッ」が薄くなるような気がする。燃費や偏摩耗なんかも教科書的には悪化。
0.2kg/cm²の差って、紙の上では小さいけど、積み重なるとじわっと効いてくる。だから「気づいたら測る、気づいたら入れる」。これが結局いちばん気楽。

バイクの場合はもっとシビア

バイクも同じくチェック。こちらもやっぱり少し下がっていた。
フロントの入りが重たい気がしていたけど、原因はたぶんこれ。10〜20kPa下がるだけでも、コーナーの最初の一歩目が「ん?」となる。
直進の微妙なフラつきや、切り返しでハンドルが戻りたがる感じ。小さい差が、バイクだとそのまま体に返ってくる。
だから月1回、ときどきは月2回でもいい。ツーリング前の朝、温かいコーヒーの前にゲージを1回。当たり前の習慣にしておくと平和。

今日やったことと、冬の自分ルール

  • スタンドで補充して、今日は規定値+ちょい高めに設定。
  • 測定は走行前の冷えた状態で。迷ったら朝。
  • 次回は気温もメモして、季節のグラフを自分用に作ってみる(たぶん楽しい)。
  • バイクはツーリング前に必ずチェック。フロントの数値は特に気にする。

大げさなことはしない。けど、放っておかない。冬はそれくらいの距離感がちょうどいい。

まとめ

寒くなると空気も縮む。当たり前だけど、体感より先に数値で教えてくれるから助かる。
今回みたいに1か月で20kPaくらいストンと落ちることもある。
次の給油やツーリングのついでに、サクッとゲージを当てておく。これだけで、車もバイクも機嫌が良くなる。