バイクにETCは必要?中部圏で感じた「ないとキツい」リアルな話

ここ1〜2年で、空気がかなり変わったなと正直感じています。
少し前までは、バイクのETCって「あると便利だよね」くらいの存在だったと思うんですよね。もちろん付いていれば楽だけど、なくても何とかなる。そんな感覚の人も多かったはずです。
でも最近は、少なくとも中部圏で走るなら、その感覚ではちょっと厳しくなってきました。
今の感覚でいうと、バイクETCはもう「あると便利」ではなくて、ないと普通に困る、場所によっては使えない道路が出てくるレベルです。
実際、自分も「最近ちょっと変わってきたな」ではなく、「思っていた以上に一気に進んだな」と感じています。この記事では、中部圏で走る中で感じたETC事情を、できるだけ体験談っぽく、リアルな感覚で書いてみます。
東海環状道は、ETCがないと本当に使えない
これ、知らない人もまだ結構いると思うんですが、今の東海環状道って全ICがETC専用なんですよね。
最初に聞いたとき、自分もちょっと「さすがに全部は言いすぎじゃない?」と思ったんですが、本当にそういう状態です。
つまり、ETCが付いていないバイクだとどうなるかというと、入口から入れません。もちろん出口も使えません。要するに、道路として存在していても、自分にとっては使えない道路になるんですよね。
これって、文字だけで見るより実際かなり大きいです。
たとえば、岐阜方面へ少し回りたいとか、混雑を避けて環状道路を使いたいとか、そういうルートの自由度が丸ごと消えるわけです。前なら「今日はこっちから抜けようかな」と選べたものが、ETCなしだと最初から選択肢に入らない。これ、想像以上に不便です。
名古屋周辺は「ここもETC専用?」が増えてきた
東海環状道ほど極端じゃなくても、名古屋周辺を走っていると最近すごく感じるのが、ETC専用ICの増加です。
伊勢湾岸道、名二環、東名阪あたりを走る人なら、たぶん「前はこんなに多くなかったよな」と感じているんじゃないでしょうか。
自分も実際、ルートを見ていて「このICで降りればいいか」と思ったら、あとで調べてETC専用だった、みたいなことが以前より明らかに増えました。
一番困るのは、ナビが普通にそのICを案内してくることなんですよね。車ならまだETC搭載率が高いのでそこまで問題にならないかもしれませんが、バイクは「まだ付けていない」という人も少なくないので、そこで詰まる可能性があります。
ツーリングって、走っている最中はできるだけ気持ちよく流したいじゃないですか。でもETCなしだと、ICごとに「ここ使えるんだっけ?」を気にすることになって、ルート選びそのものがちょっと面倒になります。
ETCなしで走ると、思った以上に細かいストレスが積み重なる
ETCなしでも、もちろん全部の高速道路に乗れなくなるわけではありません。一般レーンが残っているICなら、現金で利用できます。
ただ、問題は「乗れるか乗れないか」だけじゃないんですよね。
実際にETCなしで走ると、細かいストレスが積み重なってきます。
1. 使えるICを毎回調べる必要がある
まず地味に面倒なのがこれです。
ツーリング前に、「この入口は使えるのか」「この出口はETC専用じゃないか」を確認する必要があります。以前なら何となくルートだけ決めればよかったのに、今はIC単位で調べないとちょっと不安です。
しかも、こういう情報って古い記憶だと危ないんですよね。去年は大丈夫だったから今回も大丈夫、とは限らない。最近は専用化のスピードが速いので、「前は使えた」が通用しないこともあります。
2. 遠回りになりやすい
ETC専用ICを避けるために、使えるICまで移動する必要が出てくることがあります。
これがまた、地味だけど確実に効いてきます。数キロ、十数キロの遠回りでも、ツーリング中だと意外と面倒なんですよね。時間も削られるし、ガソリンも使うし、「本当ならもっとスムーズに行けたのに」という小さな引っかかりが残ります。
せっかく走りに行っているのに、道路側の都合でルートの自由度が下がる感じは、やっぱり気持ちのいいものではありません。
3. 料金所のやりとりがやっぱり面倒
これは昔からそうですが、バイクだと特に面倒です。
停車して、グローブを外して、財布を出して、小銭やカードを探して、支払いをして、またグローブを戻して発進する。この一連の流れ、暑い日も寒い日も、雨の日もやることになるわけです。
車ならまだそこまで負担じゃないかもしれませんが、バイクだとこの手間がしっかりストレスになります。
特にツーリング帰りで疲れているときとか、急に雨が降ってきたときなんかは、「もう本当にETCでそのまま抜けたい」と思います。これは一度でも経験すると、かなり実感が湧くところだと思います。
じゃあ、バイクETCっていくらかかるのか
ここが導入を迷う一番のポイントだと思います。
実際のところ、バイクETCの費用は安くはないです。気軽に「まあ付けとくか」と言える金額ではありません。
ただ、現実的な相場でいうと、だいたい3万円前後を見ておけば大きく外れないと思います。
ざっくりした内訳としては、こんな感じです。
- 本体:15,000〜25,000円くらい
- 取付工賃:5,000〜15,000円くらい
- セットアップ:2,000〜3,000円くらい
合計すると、だいたい25,000〜40,000円前後というイメージです。
もちろん車種によって差はあります。カウルを外す手間が大きいバイクだと工賃が高めになることもありますし、取付スペースが限られている車種だと少し手がかかることもあります。
逆に、比較的作業しやすい車種ならそこまで高くならないこともあります。
なので、厳密にはバイク次第なんですが、感覚としては「3万円前後をひとつの目安にしておくといい」という感じです。
その費用、元は取れるのか
ここもすごく気になるところですよね。
結論から言うと、そこそこ高速を使う人なら、十分回収できる可能性が高いです。
休日割引や深夜割引、時期によってはツーリング向けの割引プランなどもありますし、何よりルートの自由度と快適さが全然違います。
たとえば、月に1〜2回はツーリングに行って、そのたびにある程度高速を使う人なら、年間で見ると差は意外と大きくなります。
金額だけで見ても、1〜2年くらいである程度回収できるケースは普通にありますし、それに加えて「使えるICが増える」「料金所の手間が減る」「ルート選びが楽になる」という快適さもあります。
正直、この快適さの部分って数字以上に大きいんですよね。
単純に何円得した、だけじゃなくて、ツーリング全体のストレスが減る。これは使い始めるとかなり実感するポイントです。
じゃあ、どんな人なら付けた方がいいのか
個人的には、次のどれかに当てはまるなら、かなり前向きに導入を考えていいと思っています。
- 月1回以上はツーリングに行く
- 高速道路を使って遠出することが多い
- 名古屋周辺や中部圏をよく走る
- 東海環状道を使う可能性がある
特に最後の「東海環状道を使う可能性がある」は大きいです。
ここを使う可能性が少しでもあるなら、ETCはもう便利装備ではなく、利用条件に近い感覚です。使いたい道路が最初から使えない、というのはやっぱり不便ですからね。
逆に、下道メインで、高速は年に数回しか使わないという人なら、まだ絶対必須とまでは言わなくてもいいかもしれません。
ただ、それでも今後ETC専用ICが増えていく流れを考えると、「今はまだ大丈夫」でも、数年後には感覚が変わっている可能性は高いと思います。
昔の感覚のままだと、ある日急に不便になる
これが一番伝えたいことかもしれません。
以前の感覚だと、「ETCはそのうちでいいかな」と思えたんですよね。実際、それでもあまり困らない時期が長かったと思います。
でも今は、少なくとも中部圏では状況が変わってきています。
いきなり全部がETC専用になるわけではないにしても、主要なICや使いやすいICから順番にETC専用化が進んでいくと、体感的な不便さは一気に増えます。
しかも厄介なのは、それを日常的に意識しにくいことです。普段は「まだ大丈夫」と思っていても、いざ出かけたときに「あれ、ここ使えないの?」となる。そういう形で不便さを実感する人が増えていく気がします。
だからこそ、今の段階で「そのうち必要になりそうだな」と感じているなら、早めに付けておくのは全然ありだと思います。
まとめ:中部圏でツーリングするなら、バイクETCはかなり重要
あらためてまとめると、今の中部圏ではバイクETCの重要度はかなり上がっています。
- 東海環状道は全ICがETC専用
- 名古屋周辺でもETC専用ICが増加中
- ETCなしだとルートの自由度が下がる
- 料金所の手間やストレスも大きい
- 導入費用は3万円前後が目安
もちろん、全員に絶対必要とまでは言いません。下道中心で高速をほとんど使わない人なら、まだ様子見でもいいと思います。
でも、ツーリングで高速を使う人、名古屋周辺や中部圏をよく走る人、東海環状道を使う可能性がある人なら、ETCはかなり現実的に「付けておいた方がいい装備」になっています。
自分の感覚では、もう「あると便利」というより、「ないと困る場面が増えてきた」という言い方の方がしっくりきます。
もし今、付けるか迷っているなら、その迷い自体がもう必要性のサインかもしれません。少なくとも中部圏で走るなら、以前よりずっと優先度は高くなっていると感じています。