
IRCタイヤってどこのメーカー?清野菜名さんのCMで見たイノアックとの関係と評判
レッドバロンでタイヤを見ていたときの話。
「IRC」というメーカー名が目に入ったのですが、正直こう思いました。
……聞いたことないな。
そのときは特に調べることもなく、なんとなく候補から外しました。
ところが後日、仕事でイノアックコーポレーションを訪問した際に、ちょっと驚く話を聞きます。
「IRCはイノアックと関係のある会社ですよ」
イノアックといえば、清野菜名さんが出演している企業CMを見たことがある人も多いかもしれません。公式サイトでも、清野菜名さん起用の企業CM特設サイトが公開されています。イノアック公式CM特設サイト
「あのCMの会社」と聞くと、一気に身近に感じます。
今回は、IRCタイヤの正体と、イノアックとの関係、そして実際にバイクタイヤとしてどうなのかを、バイク乗り目線でまとめます。
IRCタイヤってどこのメーカー?
IRCは「井上ゴム工業株式会社」のタイヤブランドです。
そしてこの井上ゴム工業は、イノアックグループと深い関係があります。
もともとのルーツは、1926年創業の「井上護謨製造所」。ここからタイヤ事業が発展し、現在のイノアックやIRCにつながっています。
つまりIRCは、聞いたことがない謎のメーカーではなく、かなり歴史のある老舗タイヤブランドということになります。
イノアックとIRCの関係
イノアックは現在、ウレタン、ゴム、プラスチック、複合材などを扱う素材メーカーです。
一方、IRCはバイクや自転車向けタイヤを扱うタイヤメーカー。
ざっくり言うと、
- イノアック:素材メーカーとして発展した会社
- IRC:タイヤ事業の流れを受け継ぐ会社
という関係です。
自分の場合、最初はレッドバロンでIRCのパンフレットを見てもピンと来ませんでした。
でも、仕事でイノアックを訪問し、清野菜名さんのCMでも知られる会社とIRCがつながっていると知ってから、かなり印象が変わりました。
なぜタイヤ会社がウレタン企業になったのか
ここが少し面白いところです。
もともとはゴムやタイヤの会社としてスタートした流れがありましたが、戦後の産業発展の中で、イノアックは新しい素材に注目します。
それがポリウレタンです。
ウレタンは軽くて柔らかく、加工もしやすい素材です。自動車、家具、住宅、日用品など、さまざまな分野で使える可能性がありました。
イノアックはこの素材分野に力を入れ、現在のような素材メーカーへと成長していきます。
一方で、タイヤ事業の流れはIRCとして残っている。
そう考えると、IRCは単なるタイヤメーカーというより、イノアックのルーツを感じるブランドとも言えます。
IRCタイヤの評判って実際どう?
バイク乗りとして気になるのは、結局ここです。
IRCタイヤは実際どうなのか。
個人的には、IRCは「派手さはないけど、実用性が高いタイヤ」という印象です。
IRCタイヤの良いところ
- 価格が比較的手頃
- 耐久性があり、ライフが長め
- オフロードやデュアルパーパス系に強い
- 日常使いしやすい
IRCタイヤの気になるところ
- ハイグリップ系のタイヤではない
- 峠やスポーツ走行メインだと物足りない場合がある
- ブランド名だけで選ぶ人には少し地味に見える
ブリヂストンやピレリのような強いブランドイメージはないかもしれません。
ただ、通勤、ツーリング、林道、街乗りといった実用的な使い方なら、十分に選択肢に入るタイヤだと思います。
用途別に見るIRCタイヤのおすすめ度
林道・オフロード
IRCがかなり得意なジャンルです。
GP-1やTR8など、オフロード寄りのタイヤは評価も高く、林道を走る人には候補に入れやすいと思います。
通勤+たまに林道
この使い方にもIRCは合います。
オンロードを普通に走れて、ちょっとした未舗装路にも入れるタイヤを探している人には相性が良いです。
ツーリング
コスパ重視ならアリです。
長距離を走る人にとって、タイヤのライフはかなり重要です。IRCはその点で実用的な選択肢になります。
街乗り・スクーター
街乗りやスクーター用途にも向いています。
毎日使うバイクなら、価格、耐久性、安心感のバランスは大事です。
ワインディング・スポーツ走行
ここは正直、IRCよりもハイグリップ系タイヤのほうが向いていると思います。
峠を攻めたい、グリップ重視で走りたいという人は、ブリヂストンやピレリ、ミシュランなども含めて比較したほうが良さそうです。
まとめ:IRCタイヤは「知らないから外す」には惜しい
最初は、レッドバロンでIRCのパンフレットを見ても「聞いたことないな」と思っていました。
でも、イノアックとの関係を知り、しかもイノアックが清野菜名さんのCMでも知られる身近な企業だと分かると、印象がかなり変わりました。
IRCタイヤは、派手なブランドではないかもしれません。
でも、歴史があり、実用性があり、用途によってはかなり良い選択肢になります。
次にタイヤを選ぶとき、IRCを見かけたら、
「知らないメーカーだから外す」ではなく、
「自分の使い方に合うか」で判断してみる。
それだけでも、タイヤ選びの幅が少し広がると思います。