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VFRからMT-07に替えて1年半か月経過、走行距離は1万2千kmほど。大型バイクでも全く特性の違う両者のライディングで感じたことを書いてみたいと思います。
まずは簡単に仕様のおさらいから。
・MT-07:688cc、直列2気筒、73ps、183kg
・VFR(RC46前期):781cc、V型4気筒、80ps、233kg
一番大きな差は重量、50kgも差があれば体感も全く違ってきますね。そして排気量、パワー、は多少の違いはあるけどあまり影響ないかな?
それよりも直列2気筒とV型4気筒の違いの方が大きく感じています。
一番実感できるのは、インジェクションとキャブの違いはあるかも知れませんが、MT-07はスロットルのレスポンスが敏感、VFRは緩やかでラフな操作してもゆったりと加速します。
これはどうちが良くてどちらが悪いってことではないですが、好みの問題かな。
そして、ライディングポジションでは、顕著に差が出ます。VFRはポジションを適当にしてもコーナーではほとんどバイクに変化を感じません。運転手が下手なだけかも・・・(汗
適当に運転しても毎回ライディングに差が出ません。
ところが、MT-07はちょっとした体勢の違いで変化を感じとることができます。手抜き運転したらライディングが下手になります。
この辺りは感覚なので表現するのが難しいですが・・・
なので、運転中も試行錯誤しながら乗れて、結果がすぐ分かるのもMT-07の特徴かな?って。
反面、ネイキッドだとどうしてもVFRに負けるシーンもあります。デザイン以外で。
一番感じるのは”防風”。オプションのスクリーンを付けていますが、効果はVFRに負けます。
その差なのかMT-07になってからVFRの時と同じツーリングコースを走行しても疲れやすくなりました。単なる歳かも知れませんが・・・
なお、腰から下はカウルが無いことでエンジンの熱で夏場は暑い!と覚悟してましたが、去年乗った感じではそれはありませんでした。
ここまでが大きな違い。
他にはキャブからインジェクションになったことで冬場はエンストしなくなった事、ABSが付いて安心して乗れる事、燃費が良くなった事、これは〇。
しかし、ABSについては少しの急制動でもリアが浮きやすいためか作動することが多いのが不思議です。ツーリング仲間に聞いても、そんなこと無いって。
この現象だけど、ロードスマート3にしたら発生頻度が下がり、800km走行して発生していません。ABSの作動有無はタイヤブランドに依存する傾向にあるのか???
そして、×がエンストしやすい事、まだ時々します。信号が青に変わってスタートする時にエンストすると恥ずかしい!
VFRの癖が残っているのかスタート時にエンジン回転数を上げないと、エンストしやすいですね。
これらが小さな違いでしょうか。
このような違いはあるけど、結論としては、MT-07に替えて正解でした。
ライディングでの違いもさることながら、車庫入れが楽になった事、駐車場での出し入れが楽になった事、万一転倒しても自分で起こせる(多分)という安心感、がありますので。
VFRの車検代が結構かかることが判明してから、急遽決めたMT-07。2年連続しての転倒経験から重いバイクは厳しいかな?って思い、軽さ最優先で選んだバイク。
買うまでが楽しみって言われるけど、MT-07は買ってからも楽しめるバイクでした。一方、VFRには機会あれば乗ってみたいとは思っています。買うことはないけどレンタルでしょうね。
もし、VFRがMT-07くらい軽くなってくれたらうれしいですね。バイクは体力が続く限りは乗っていたいと思っています。