CBR400RRからVFRに乗換え後、子供に手がかからなくなると乗る機会が増えました。
乗る機会が増えることは良い事なのですが、タイヤ交換の頻度が増え、車のタイヤより全然持ちが悪い事実に気づき愕然としました。
更に、バイクのタイヤは2本なんだけど4本の車より割り高という事実、なので価格で選ぶことにもなりそうです。
しかし、ちょっと待って!コスパ優先するなら事前の情報収集しないとダメですよ。
タイヤの寿命に関係する体重という要素(私の場合だけ?)
まず、タイヤの寿命は乗り方(峠が多い、高速道路が多い、)やバイクの重量によって同じ銘柄でも人それぞれの感想があります。
さらに私の場合、体重も加味しなければいけません。私は90kgなのでタイヤの減りは早くきます。
というかこの事実に気づいたのは最近でして・・・良く行くツーリング仲間に「体重じゃね?」って言われ、ドッキと。
確かに雑誌のテスターの方の体重って60~70kg台だし、お店で質問しても体重が思いから・・・なんて話は出ませんし・・・
ということで、私のVFRのタイヤの減りが意外に早い主な要因?としては体重にあります。これを前提として使ったタイヤの印象をレビューしてみますね。
国産タイヤか海外製タイヤか?
?
タイヤショップで良く聞くお話です。
VFRのように90年代のバイクには現在の国産タイヤの特性は合いずらくなっている。
海外メーカーの方が相性が良い場合が多い、
ということ。
お店でタイヤを持ってみると確かに重量が全く違います。これなら乗った感じも確かに変わる予感です。
でも実際は自分の環境でも変わってくるので試すしか正解は分からない・・・ということで過去に使用したタイヤの私の使用環境での印象です。
DUNLOP Qualifier2
昨年末に購入した、MT-07に装着されていたタイヤです。リアが3000kmでセンターのスリップラインに到達。フロントはまだまだOK。
新品状態が不明だったため、今回も継続して同じQualifire2に交換です。
新品に交換後1500km走行。フロントはまだ十分溝が残っています。
MT-07の特性なのか私の乗り方なのかリアタイヤはフロントタイヤの倍の速さで減ってる印象です。
なお、発売時期は10年ほど前で、スポーツコンフォードタイヤみたいな評判です。
古い型番のタイヤではありますが、生産は現在も続いていますので、倉庫で眠っていた古い生産品の在庫品ではありません。←ここ重要。
レッドバロンでは前後のタイヤ交換(工賃込み)で約3万円とお買い得になっています。
PIRELLI DIABLO ROSSO III
VFRでの最後に使っていたスポーツ系タイヤでグリップも良い。コーナーが好きなライダーにはオススメ。
反面、タイヤ自体が固めで道の凸凹がダイレクトに伝わってきます。長距離ツーリングだと疲れやすい印象です。
耐久性は想定外に早く4000kmでスリップラインがきました。峠を攻める訳ではありませんが、コーナーが多い道を主に使っていました。
さらにVFR+体重多と重量大の影響が大きいと思われます。軽いバイク+体重少だともっと耐久性は良いでしょうね。(泣
PIRELLI DIABLO ROSSO III は、今までスポーツ系タイヤを使ったことがなく、「使ってみたいなぁ~」って思っていた時、セール品になっていたので迷わず買いました。
普段であれば、高いタイヤなので躊躇していたでしょう。
BS BATTLAX TS100
ツーリング系タイヤでパターンはS20と同じ、コスパに優れています。ツーリング系ですが5000kmでスリップラインがきました。
グリップもそこそこでハイグリップではないですが、もともと想定しているユーザーはあまり距離を乗らない人、車検毎に交換するようなライダー。
年間そこそこ乗るライダーには結果として、早く寿命がくるのでコスパはあまり変わらないタイヤです。
なので、お店では店員さんからオススメされたことがありませんでした。
2年後に溝が残っていてもコンパンドが劣化していきますので、交換を促すためにも安い価格のタイヤとしてラインナップされたのでしょうね。
ということで、次のタイヤは志向を180度変え、ハイグリップのDIABLO ROSSO IIIにしました。
MICHELIN PILOT ROAD4
雑誌のインプレにVFRが写っていたので買ったタイヤです。ツーリング系タイヤで1万kmは持つとの触れ込みでしたが、8000kmでスリップラインがきました。
ウェットグリップが良い、との謳い文句ですが、基本的には雨の日は乗らないのでこちらは実感したことはありませでした。
このタイヤは他のタイヤと大きく違った点が、タイヤの剛性がやわらかい印象で「ふにゃ」って感じました。
慣れれば問題なしですが、コーナーが多い道には不向きな印象がありました。
DUNLOP SPORTMAX ROADSMART II
ツーリング系タイヤで、8000kmでスリップラインがきました。
「疲れにくいタイヤ」との触れ込みで、当時は?でしたが、他のタイヤと比較して「そうかも」と思えています。
VFRで一番長い期間使っていたタイヤです。ROADSMART Ⅲが発売になっていましたが、コスパの観点からROADSMART II にしていました。
現在はROADSMART Ⅳに変わっています。MT-07では耐久性が何kmいくのか気になるタイヤの一つです。
タイヤ選びは安全性を最優先で選んだ方が良いと思う
当たり前だけど、バイクってタイヤが2本。乗り心地や寿命とかタイヤ選びの基準はいろいろとあるけど、車と一番大きく違う点は、タイヤに異常があったら転倒につながること。
VFRではABSが無かったので、フロントタイヤがロックして転倒した時は、ハイグリップタイヤだったら転ばなかったかも?なんて考えました。
なので、MT-07はまずは絶対にABS付きにしたのです。ただ、ハイグリップタイヤは予算的に厳しいので、履いていませんがABSで救われる信じて・・・
タイヤ選びを検討していると、お気に入りタイヤがある場合は別として、どれにしようか探していると、コスパ重視で考えている人向けに”特売品”を見ることが多くなります。
例えば、MT-07で履いている、DUNLOP Qualifier2 。古い型番だけど需要があるから現在も生産しており安い、って理由です。
この様な特売品なら良いけど、在庫品で生産年が3年以上前の在庫品なんて場合はオススメできない。
コンパウンドが劣化している可能性があってグリップが落ちているから。
同じ様な理由で中古タイヤもオススメできない。新しい中古タイヤならありかも?って思うかも知れないけど、中古タイヤは1回脱着しているからタイヤにダメージがあるかも知れない。
お店ではこの様な理由から中古タイヤを扱っていないところが多い。
なので、特売品でも理由が分かれば買っても良いけど、まずは絶対に新品タイヤであることが前提、予算に余裕があれば最新モデルのタイヤもありですね。
タイヤの特性はWEBや雑誌でざっとした印象は分かるけど、実際には履いてみないと分からないからね。
といっても予算的に厳しい・・・なんて場合、古い型番だけど現在も生産しているタイヤを選びましょう。
何よりも安全第一で選びましょう!←これ、本当に実感しています。