ホンダVFRに1998年から乗って21年、とうとうバイクを乗り換えることになった。
大型免許が教習所で取れるようになり、速攻で取得。初めて買った大型バイクがVFR。
それまでのCBR400RRから乗り換えて21年付き合ってきましたが、今回渋々手放すことになった。それは・・・
- 21年乗ったVFRはどんなバイクだったのか?
- 2年連続の事故がVFRから乗り換えるきっかけに!
- ヤマハMT-07、カワサキZ650、Z400、次のバイク候補はネイキッドから
- 中古バイクはアフターケアを考えて購入しないと大変なことに
21年乗ったVFRはどんなバイクだったのか?
ホンダVFRは、排気量781ccのV型4気筒エンジンを搭載したロードスポーツとして、1998年4月に登場。
ホンダとしては前後連動式ブレーキを、国内モデルとして採用した当時としては最先端のバイクであった。
初めての大型バイクとしてスタイルはもちろん、これらの機能に魅かれ、発売と同時に予約し同年6月に納車。
納車された時、バイク屋には現車を見たい人達が集まっていたことを覚えている。
それまで乗っていたホンダCBR400RRに比べてハンドルが高く、長距離ツーリングは楽になった。
V4エンジンも直4に比べサウンドの違いはあるけど、排気量の違いもあって違いは正直良く分からなかった。
前後連動式ブレーキとはフロントブレーキだけかけるとリアブレーキも7:3の割合で効き、リアブレーキだけかけるとフロントブレーキも7:3の割合で効く。
最初は不自然さを感じていたが、しばらくすれば全く問題は無くなった。
その後、2006年モデルでABSを標準装備したあとに、トリコロールカラーのスペシャルモデル(2007年)を登場させ、約10年のモデルヒストリーに幕を下ろした。
・・・かに思えたが、2014年に、ニューモデルが登場。名称もVFR800Fに変更される。
ETCや左カウル部に定格36W(12V3A)までの、アクセサリーソケットが標準装備になっているのは今の時代を物語っている。
2017年にはクロスオーバータイプである「VFR800X」も発売し、ロードスポーツの「VFR800F」と選べるようになった。
と、こんな歴史がVFRです。マイナーなバイクの部類に入るのであまり知られていないのが残念!
実は数年前にVFR800Fの購入を検討した時がありました。しかし、大型バイクの新車はホンダドリーム店でしか買えないから・・・と。
ホンダドリーム店は自宅から遠方にあるのでメンテナンスに行くだけでも大変なので迷った末に購入は諦めています。
それが今、ちょっとしたきっかけで手放す事になるとは。。。
2年連続の事故がVFRから乗り換えるきっかけに!
初めての大型バイクという愛着もあってずっと乗っており、これまでに目立った故障はジェネレーターくらい。(当たりバイクだったかな?)
不満がある訳ではないので結果として21年乗り続けている。
それまでは立ちごけはあったけど無事故。しかしその時は突然やってきました。
2017年、2018年、と連続して転倒事故を起こしてしまった。
壊れた部品は在庫が無かったり少ないなどで一部だけを直し、運転に影響がないところは応急処置だけしてそのままに。
この時は部品があったから修理できたけど、将来的には修理できなくなる・・・と不安を覚えた。
不安と言えば、転倒した原因は2度とも飛び出し(1回目:車、2回目:高校生)により、急ブレーキをしたらフロントタイヤがロックした事。
ABSがあったら転倒しなかったんだろうな・・・と。
そして、一番の問題点を自覚することに。「倒れたバイクが起こせない」、20代、30代は独りで起こせたけど50代になったら体力的に厳しくなったようだ。
今回の2度の事故では通りすがりの人が手伝ってくれたけど、人が通らない山奥の道だったら・・・と考えるとゾッとする。
まあ、21年も乗っていればそろそろ買い替えを検討しても良いかな?と思い始める。
そう、来年は車検!買い換えるなら絶対に今年、試しに車検代を見積もってもらったら20万円を超えそうだとか?
バイクの車検で20万円オーバーはあり得ない!
なんでこんなに高額になったのか?
フロントフォークのオイル漏れで交換、前後のブレーキディスクが減って交換、フロントタイヤも減って交換、ということです。
この金額なら無理して車検を通すよりも、次のバイク代に回した方が良さそう!
もう21年も乗っているから十分楽しめた。別れは辛いが現実的に考えたら乗り換えよう!と。
下取り査定してもらったら補修箇所が多すぎて値段付かず。その替わり買取扱いで諭吉くんが2枚ほどになりました。
ヤマハMT-07、カワサキZ650、Z400、次のバイク候補はネイキッドから
最終的に残った次のバイク候補は、ヤマハMT-07、カワサキZ650、Z400。
第一条件は重量が軽い事、これは倒れても自分で起こせる事、駐車場の出し入れで体力を使わない事。
第二条件はABS付き、転倒の原因がフロントタイヤのロックだったから。
これらの条件にはNINJA400も該当したけど、価格もちょっと割高だから辞め。
必然的に残った候補がカウル付きからネイキッドになったけど昔みたいにスタイル重視ではなく価格も重視するから特に気にしない。まずは現車を触って確認しよう!
早速、第一候補であるヤマハMT-07の現車を確認。
残念ながら訪れたショップには試乗車は無かったけど展示車はあってまたがしてもらいました。
第一印象はとにかく「軽い」!
VFRに比べたら約50kg近く軽いから当然か!
400ccの車体に700ccのエンジンを載せたとのインプレは間違いではなかった。
カワサキZ650、Z400、こちらはスタイルが気にいった。
特にLEDヘッドライトはかっこいい!MT-07はLEDヘッドライトではないからこの点で良いね。
Z650、Z400の両者で迷ったのは価格。オプションを付けたら結構高くなってしまうから、Z400が比較対象に。
うん~ヤマハMT-07、カワサキZ650、Z400、どれにするか悩む。
ネットでのインプレを参考にしてるけど、ヤマハ、カワサキ、ホンダ、メーカーにはこだわり無いからもう好みの問題です。
となると、最終的には予算との相談です。
新車はオプション(個人的に欲しいオプションは、ETC、スクリーン、スライダー)を付けると予算オーバーになってしまうので、無理しても買うべきか中古で探すかの選択に。
結論!悩んだ末に中古で探すことにしました。
VFRではオプションってほとんど無かったけど、最近のバイクはオプションが結構あるのね。
中古バイクはアフターケアを考えて購入しないと大変なことに
中古バイクの価格帯は千差万別!安いからと言って通販で買うと壊れた時にどこで修理するのか?って話になります。
VFRのお店では他店で購入したバイクはお断り、レッドバロンもお断り、と近所にあるバイク屋さんは修理してくれません。
車の修理では考えられないことですが、事情があるようです。
VFRを購入したお店で中古バイクを探すと仕入はオークションが基本。
こちらの希望額を伝えて落札。希望の車種が見つかる確率は上がりますが現車を確認できないは辛い。
前オーナーがどのように乗っていたのか履歴がないから、外れ品だったらどうしよう・・・と不安です。
一方のレッドバロンでは履歴はしっかりとしているから外れ品は無さそう。
ですが希望の車種が見つかるか不安。
レッドバロンの場合、ネットでは在庫品が検索できない、つまりお店に行くか聞くしかないので調べるにしても大変です。
中古バイクは春には数多く売れるから買うなら冬の今、見つけ易さでは通販なんだけど今後のことを考えると安心第一でレッドバロンにしました。
善は急げ!
近くのレッドバロンに中古バイクを探しに行くと、偶然というか運命的というかヤマハMT-07が2台あるではないですか!
こんな事ってある?ちなみにカワサキZ650、Z400、はこのお店では無いとの事。
系列のお店から取り寄せも可能だけど第一候補のヤマハMT-07があるからこちらで検討します!
この2台は対照的で、1台は走行距離が数百kmでほぼ新古車、オプションは何も付いていない。
もう1台は走行距離が1万km越えているけど欲しいオプション(ETC、スクリーン、スライダー)にグリップヒーター、ラジエターサイドカバー、トップケースキャリア、も付いているツーリング仕様。
これは悩みます。
1台目は魅力的だけどオプションを付けたら予算オーバー、2台目は予算を若干オーバーするけど何とかできる金額、
うん~回答は数日待ってもらうことに。
悩んだ末、結論が出ました。2台目のオプション付きを購入します!
電話で購入する旨を伝え、週末に契約し車検を行って12月に納車となりました。
VFR購入から21年、乗り換えは全く考えていなかったけど突然の出来事でMT-07に乗り換えました。
何も無ければこのままVFRを乗っていただけに悔しいですが、反面楽しみが増えました。
ありがとうVFR!