岐阜県50代バイク乗りの備忘録

50歳を過ぎても岐阜県内をツーリング。新しいコース探しをする備忘録です。

バイクに乗るなら任意保険は絶対に加入すべき!

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VFR800

 

バイクの任意保険は加入していますか?車と違って乗る機会が少ないから未加入って人も多いと思います。

 

バイクの任意保険に加入率は、50%を切っています。理由はいろいろあると思いますが、私は、絶対に任意保険には加入することをおススメします。

 

私は任意保険に加入しています。事故をしなければ全く問題ないのですが、事故して初めて気づいたことがありますので備忘録として書いています。

 

 

自賠責保険(強制保険)とは?

自賠責保険

保険と言っても2種類あります。自賠責保険(強制保険)任意保険。

 

自賠責保険は自分が加入したい、したくない、と言った希望に関係なく加入しなければならない保険なので、強制保険とも言われています。

 

自賠責保険が適用されるのは、バイク事故により生じた相手の人的被害に対してのみで、物損事故や自分に人的被害が発生していても自賠責保険では補償されません。←ここ重要。

 

保険料は損害保険料算出機構という機関が定めており、どこの保険会社で加入しても保険料は同じになっていますので、購入時に「どこの保険会社にしますか?」なんて聞かれることはありません。

 

なので、自分側が補償されなくても、相手側が補償されているので、「だったら任意保険は不要じゃん」って考える方もいると思います。

 

しかし、ここに落とし穴があります。

 

それは、最高補償金額が少ないことです。例えば、被害者が死亡した場合、4000万円までしか出ません。

 

実際の補償金額はこの金額以上になることが多いので、支払額が1億円だったら、6000万円は自己負担しなければなりません。こんなの普通なら絶対無理ですよね?

 

自賠責保険は被害者を守るために、最低限の補償金額にしかなっていませんので、全額補償されるわけではありません。

 

この点の理解が不足していると、イザという時に大変なことになります。そこで、これを補う保険として任意保険があります。

 

なお、自賠責保険は車検が必要な250cc超のバイクであれば、車検時に契約更新されますが、車検の要らない250cc以下のバイクの場合は自分で更新する必要があるため、更新忘れのリスクがあります。

 

万が一、自賠責保険に加入していないときに事故を起こしてしまったら、相手の治療費や、慰謝料を自分で負担する必要があり、非常に高額な金額が必要になる可能性があります。

 

そして、金銭的な負担だけではありません。

 

・50万円以下の罰金、または1年以下の懲役

・運転免許停止処分、違反点数6点

 

などの罰則が適用されることにもなります。十分に注意して下さいね。

 

任意保険とは?

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自賠責保険と違い、自分の意思で加入する保険なので、任意保険と言われます。自賠責保険では補償されない部分をカバーするものです。

 

任意保険なので、保険料が高いから・・・って加入しない人も多くいます。

 

私も最初の頃は保険料が高かったのですが、絶対に加入すべきと販売店から言われ、補償内容も最低限として極力保険料を安くして加入しました。

 

おかげ様で保険を使うことなく、等級が上がり割引率が高くなってからは補償内容を上げました。

 

任意保険は自賠責保険で補えない部分を補填する役割もありますが、自分に対する補償を契約することができます。

 

補償内容も特約という形で準備されていますので、選び方をカスタマイズすることで自分に合った補償内容にできます。

 

任意な保険なので、補償内容や保険料は保険会社で異なってきます。販売店で加入する場合には販売店が契約している保険会社になることが多いです。

 

販売店の保険会社がイヤであれば、自分で選ぶこともできます。チューリッヒ、アクサダイレクト、三井ダイレクト損保、等がネット通販で加入できます。

 

どちらの場合も一長一短ありますので、何を重要視するかで選び方も変わってきます。

 

保険料が高くても事故した時の対応に安心感が欲しければ販売店さんが契約している保険会社を、保険料を安くしたい場合はネット通販を、と分ければ良いでしょう。

 

車両保険契約していない任意保険は単独事故では使えないという思い込み

 

任意保険

契約内容が車両保険を契約していない場合で相手もなく、物損もない、単独で転倒して自分のバイクが壊れ、身体をケガした場合、任意保険は使うことがないと思っていました。

 

でも、このパターンって結構可能性はあると思う。

 

以前、単独で転倒した時、近所の方が警察を呼んでくれたことがありました。(こちらから依頼した訳でもなく、親切心から)

 

車両保険には加入していないので、事故証明は必要ないって思っていました。

 

警察官との会話の中で「車両保険に加入していなから、事故証明はいらないです」って話したら、何があるか分からないので処理します、と。

 

そして、一度保険会社に電話して契約内容を確認して下さい、と言われました。

 

へえ~そんなんだ、ってその時は思いましたが、いざ契約内容を確認して見ると、なんと自分自身の治療費が保険でカバーされていることが分かりました!

 

そして、保険を使うには事故証明が必要なので、「あの時の警察官の方、アドバイスありがとう!」って心の中で叫びました!(実はこの可能性を知っていたんだね)

 

しかし、感の鋭い方なら「保険使うと等級が下がるでしょ?」って思いますよね?等級が下がった時の割り増し分と保険金額を比較しないとダメじゃん、って。

 

でもね、「搭乗者傷害保険」っていうものがあり、これは使っても等級は上がらないのです!なので、契約している場合は等級を心配せず使うことができます。

 

搭乗者傷害保険がポイント(キーワード)です!

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搭乗者傷害保険とは、保険会社によって異なりますが、あらかじめ決められている部位や症状に応じて、定額の金額が支払われる補償内容になります。

 

たとえば、頸部の骨折または脱臼の場合は60万円、頭部の神経・筋または腱の損傷・断裂の場合は110万円、等です。

 

同一事故により複数部位に症状が現れた場合は、症状のなかでもっとも高い金額をもとにして支払われ、

 

入院および通院の合計日数が、5日以上を経過した時点で定額の損害額が支払われます(事故発生日を含めた180日以内に限ります)。

 

私の場合、単独事故でしたが、擦過傷と打撲で5日以上通院しまいたので、保険金を受け取ることができました。

 

しかし、「搭乗者傷害保険」は保険会社によって自動的に付帯する場合、任意で選択する場合があります。

 

私の場合は自動的に付帯していることを電話確認した時に初めて知りました。。。

 

なお、同じ様な補償内容で「人身傷害保険」というのもあります。

 

搭乗者傷害保険と同時に使うことができますが、補償内容が治療費だけでなく、休業補償もカバーできる内容になっています。

 

私の場合、人身傷害保険は契約していませんでした。なぜか?人身傷害保険を契約すると意外に保険料がアップするので・・・

 

保険料をシミュレーションするときに確認してみて下さい、意外に高いです!

 

搭乗者傷害保険が自動的に付帯しない場合、選択しても人身傷害保険ほどは高くなりませんので、付帯することをオススメします。

 

(参考)

自動車保険の場合、搭乗者傷害保険は人身傷害保険を契約した人が特約契約しないと加入できない場合が多いようです。つまり、搭乗者傷害保険だけで単独契約できない。

 

スムーズな保険金請求のために治療費の領収書は必ず保管しましょう

 

保険金を請求する場合には、事故証明、治療費の領収書、医師の診断書、が必要になります。事故証明は警察に届け出ていればOK。

 

保険会社に保険金を請求したい旨を伝えると書類が送られてきます。その書類に記入し領収書、医師の診断書、を同封して返送すればOK。

 

申請は難しくなく完了しました。

 

と、実はその前の年にも転倒事故を起こしておりまして、2年連続のでした。だったら2年前の時も申請すれば良かった!と後悔です。。。

 

保険金請求ができると知ったのは今回なので、契約内容について無知だったのがこの時に思い知りました。

 

その前の年の時も事故証明は取っていたので、知っていれば請求したのに・・・って。

 

と、諦めていた時、法律関係に詳しい知人と話す機会があり、「2年前の契約だったら請求可能じゃないかな?」って。

 

速攻で保険会社に確認すると今からでも請求可能との返事でした!でもですよ、困ったことに領収書を保管していません。既に捨ててありません・・・

 

しかし、諦めることもできず、病院に確認しましたが領収書の再発行はできないとの事。

 

替わりに医療機関から保険組合に医療費を請求している書類は発行可能との事、これではダメですか?と。

 

保険会社によれば、5日以上通院したことが確認できればOKなので、この書類には診察日の履歴が記載されており、代用可とのことでした。

 

診断書もカルテがあるので保険金請求用って理由を言えば書いてくれました。何か徳した気分になりました。

 

今回の出来事では偶然が重なって保険金請求が出来ることを知ったのですが、契約内容を知らないと損することも実感しました。

 

教訓、単独事故でも、とりあえず事故証明は取っておきましょう!

 

チューリッヒの搭乗者傷害保険

チューリッヒの搭乗者傷害保険

(参考)

チューリッヒの場合、 搭乗者傷害保険の開始日が「2018年12月31日以前」という欄があります。

 

つまり、2年以上前でも保険契約期間であれば今からでも請求可能のようでうす。

 

まとめ

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任意保険は相手への補償を自賠責保険でカバーできない部分を補填します。と同時に自分への補償もできるので、絶対に加入すべきです。

 

保険を使う確率は乗る頻度にもよりますが、無い場合がほとんど。私の場合は30年の間で2017年と2018年の2回使いました。それまでは1回も使っていません。

 

いざという時の1回がいつ来るか?来ないことの方が多いと思います。しかし、相手がいる事故だったら任意保険に入っていないとしゃれになりません。

 

保険料の心配もありますが、自分だけでなく家族のことも考えたら任意保険は加入しましょう。