PSE対応はこう進める!初心者でもできる輸入商品のチェックリスト
電気製品を輸入販売する際に避けては通れないのが、PSE(電気用品安全法)への対応です。特に副業で中国製品を輸入しようと考えている方にとって、「何をどう確認すればよいのか?」は非常に分かりにくい部分です。
この記事では、初心者でも迷わず進められるPSE対応のチェックリストを中心に、各ステップでの注意点や現場で起こりやすいミスを詳しく解説します。
1. 商品がPSE対象かどうかを確認する
- 製品は電源を使用するか(AC・DC問わず)
- リチウムイオンバッテリーが含まれていないか
- 照明、加熱、充電器、ACアダプター等に該当しないか
- 経済産業省のPSE対象品リストに載っていないか
ワンポイント:一見「電気用品」に見えなくてもPSE対象になることがあります。一番確実なのは経済産業省に聞くことです。
2. PSE対象なら分類を確認(特定電気用品かどうか)
- 製品が116品目の特定電気用品に該当するか
- 主にACアダプター、電熱器具、モーターなどが対象
- バッテリー単体も特定品に含まれることがある
ワンポイント:ひし形PSE対象は第三者試験+工場監査が必要。
3. 試験報告書の有無を確認
- CEやFCCではなく、日本のPSE基準に準拠しているか
- 試験報告書は最新か(発行から2年以内)
- 試験機関が日本対応に慣れているか
ワンポイント:「PSE済み」と言われても実際には通用しない書類も。
4. 技術基準適合確認書を用意する
- 試験内容に基づき自社名義で作成
- 所定のフォーマットを使用
ワンポイント:通関時や販売後の調査に備えPDF化保存を。
5. PSEマークの表示を確認・指示する
- 丸型/ひし形の区別
- 輸入者名の記載
- ラベルの誤記に注意
ワンポイント:事前にラベル例を渡しておくとトラブル防止に。
6. 通関時の書類対応を準備する
- 技術基準適合確認書
- 試験報告書の写し
- 表示ラベルの写真
ワンポイント:出荷前にPDF一式でまとめておくと安心。
7. 販売ページ・パッケージの表示も確認
- 商品説明に「PSE適合済み」と記載
- ラベルの写真を掲載
- 誇大表示に注意
ワンポイント:メルカリ等では通報・削除リスクが高いため慎重に。
まとめ:このチェックリストでPSE対策は7割完成!
PSE対応は煩雑に思えますが、事前にこのチェックリストを元に進めておけば、大きなトラブルや手戻りを未然に防げます。
それでも不安が残る場合は、専門家に相談することで時間もコストも削減できることが多いです。